上のムービーは、汚れやすいフィアット500ラウンジのシートクリーニングを施工した際のノーカットの記録です。
一度の施工でこれだけキレイにする事が出来ます。（実際は汚れの状態を見て何度か繰り返し施工します）
分かりにくいと思いますが、この工程で、①銀イオン、②アルカリ電解水、③高温純水スチーム、の3段階の除菌効果のある内容を施工していますので、除菌施工としても、臭いの元を取り除く作業としても効果的な内容となっております。

フィアット500のコンソールやサイドステップカバーの隙間にはホコリが積もって出来た汚れやゴミが溜まっています。
フィアット500専用の車内除菌＆クリーニングメニューでは、コンソールとサイドステップカバーを取り外して、汚れの溜まりやすい部分もキレイにお掃除させて頂きます。

コンソールやサイドステップを外すと、普段は掃除できない部分に汚れやゴミが溜まっていることが分かります。
また、取り外す事で、掃除機がかけやすくなり、除菌成分も良く届くようになるので、より行き届いたクリーニングが出来ます。

中古車やレンタカーで、数多くのFIAT500の内装仕上げを行って参りました経験から、専門店の本気仕上げをご提供させて頂きます。
主な内容は

・センターコンソール、サイドステップカバー取り外し
・エアコン洗浄＆除菌・掃除機
・銀イオン噴霧施工
・洗浄＆純水リンサー施工
・純水スチーム仕上げ・乾燥

というもので、料金は50,000円です。基本的に一泊二日のお預かりで作業させて頂きます。

銀が除菌やウィルスの不活性化や消臭効果を持っていることは中世の時代から知られていて、実はとても長い間、人の暮らしを支えている成分なんです。
また、銀イオンに除菌効果があるという事実は多くの研究で認められており、アルコール除菌剤が効果を発揮するエンベロープ型という分類のウィルスに対しても、アルコールでは効果が高くないノンエンベロープ型のウィルスに対しても、銀イオンは両方に対して不活性化の効果が確認されているのが特徴です。

最近、スーパーや薬局に置いてある除菌製品の中に「AG⁺」と書かれた銀イオン製品を目にする事が増えてきたと思いますが、アルコールや次亜塩素酸水に続く注目の除菌成分が銀イオンなのです。

当店でもルミテスターという試験機器を用いて独自に試験し、除菌効果を確認しております。

以下はipadの表面の除菌効果を、ルミテスターを使って比較した動画です。

アルコールや次亜塩素酸水などと比較しても遜色ない能力がある事がご理解頂けると思います。

https://www.ucmj.jp/wp-content/uploads/2021/07/4種比較.mp4?_=1

コロナ禍となるずっと以前から、レンタカーの車内清掃の仕上げに、数多くの除菌製品を使って来ましたが、私は「薬品の臭い」が苦手だったんです。エアゾール式のアルコール系や塩素系の製品を試したり、オゾン発生器やクレベリン発生器を導入して試してみましたが、どれも薬品臭がより強く残るため、施工後の車内に乗り込むのが苦痛でした。
銀イオンに関しては、以前から体臭予防の製品を愛用していたので、もともと興味も信頼感もあったのですが、製品化準備段階の高濃度銀イオン水の存在を知り、2020年の夏より試用テストを行いました。すると、施工中も施工後も、完全に無臭である事と、仕上がった後の内装の手触りがとてもサラサラして気持ち良いことに感銘を受け、以降、あらゆる車両でテストして採用に至ったという経緯です。

また、施工を重ねても、手荒れをしないどころか、むしろ手指の皮膚の状態が良くなったと思えるほどで、これは施工する側としてもとてもうれしいポイントです。コロナ禍の衛生管理対策として銀イオン水による除菌施工を繰り返すに従い、すっかり銀イオン水のファンになってしまい、この効果と自然な仕上がりを商品としてご提供したいと思いました。

おそらく、女性ドライバーの皆様をはじめとした多くの500オーナーの皆様に、この銀イオン水による車内除菌施工は喜んで頂けると考え、その施工方法やメニュー開発を行い、この度「銀イオン水＋純水」を中心に据えた除菌＆ルームクリーニングのサービスをご提供するに至りました。

つまり、業務の体験から、自分が高濃度銀イオン水と出会った事でそれまでの車内清掃の悩みが解決できた事が引き金となり、その良さを広めたくなったというのが銀イオン水採用と本サービスを開始した一番の理由です。

当店で使用している高濃度銀イオン水は「AG GERMFREE」という製品です。
現在、当店は「AG GERMFREE」製品の販売店として「AG-ion Shop」をオープンして、製品の販売を行っておりますが、車内除菌に使用する際は「AG GERMFREE」を、純水で濃度調節しながら使用しております。
「AG GERMFREE」製品の詳細に関しましては、以下のリンクからメーカーHPをご覧下さい。

• HPはこちら
• AGジャームフリーの除菌・抗菌検証試験結果はこちら
• 銀イオンと純水についてはこちら

また、「AG GERMFREE」を、自動車用、拭き水用に濃度調整したオリジナル製品「GINDEE（銀でエ）」を開発中です。
こちらは、当店で除菌施工した車両の快適な車内空間を、お客様自身の手で維持して頂くための製品として、近日販売開始します。

銀イオン水「AG GERMFREE」の成分は、「純水」と「銀イオン」のみです。
銀イオン水を安定した状態で取り扱う際に最も大切なのは、不純物の取り除かれた「純水」の存在です。詳しくは、メーカーHPの「銀イオンと純水について」をご覧頂ければと思いますが、当店でも銀イオン水の希釈に、メーカーと同じRO(逆浸透)膜純水システム「Aqua Street」を導入し使用しております。
この「純水」は、銀イオンを取り扱うのに重要であると同時に、車内のクリーニングにもとても有効なため、当店では洗浄した汚れをリンサーという機器を用いて回収する際に使用する水や、スチームクリーナーによる除菌、清掃作業に純水をふんだんに使用しています。純水を利用したルームクリーニングは一つのトレンドとなっておりますが、「Aqua Street」は米国NSF Internationalにおいて、放射性ヨウ素除去性能試験をパスした世界で唯一の第三者認証装置であり、極めて純度の高い純水を精製する装置ですので、考えられる最上クラスの純水を用いて、除菌＆クリーニングを施工していると言えます。化学実験や医学の世界で、使用器具を洗浄するのに、水道水で無く純水や超純水を使用することが一般的な事からも分かるように、純水そのものがもつ「汚れを吸収するチカラ」を最大限に活かす事が、当店のルームクリーニングの考え方です。

次の映像は、ＴＤＳメーターを使用して、RO(逆浸透)膜純水システム「Aqua Street」で浄化した純水と、水道水中に含まれる不純物質の濃度の比較テストです。

ＴＤＳメーターは、水の中の不純物の量を数値化する検査機器です。同じ水栓から、RO(逆浸透)膜純水システム「Aqua Street」を通した純水と、通さずにそのまま出てきた水道水をＴＤＳメーターで測定し比較することで、「Aqua Street」が水道水中の不純物を取り除く効果が事実として確認することが出来ます。

実験結果は、水道水が86ppmだったのに対し、「Aqua Street」を通した水はなんと0ppmでした。「Aqua Street」が世界で唯一、放射性物質の除去能力を認められた浄水システムであるという事を先にご説明しましたが、その性能を裏付ける結果となりました。

純水は、精密洗浄用水にも使用されている事からも分かる様に、汚れの回収能力が高い事が知られています。簡単に言えば、一般的に綺麗なタオルであるほど、汚れを拭き取る能力が高いのと同様、不純物の存在しない水ほど汚れの回収能力が高いというイメージでご理解頂ければと思います。

また、汚れの回収だけでなく、ダッシュボードやコンソールパネルの清掃の仕上げに純水で仕上げ拭きをする事で、できる限り施工後に洗浄成分を残さない様にし、自然で手触りの良い仕上がりにする事が出来ます。

銀イオン水が多くの菌やウィルスを非活性化する効果があることはご理解頂けたと思いますが、実は洗浄剤に使用している「アルカリ電解水」も除菌効果があるとされています。
さらに、スチームクリーナーを使用した高温スチームも、熱による除菌効果が認められています。
なぜ「除菌」にこだわっているかと言えば、コロナ禍以降の除菌習慣として取り組んでいるのはもちろんですが、実は除菌こそが「消臭」の根源的な対策だと思っているからなんです。３つの除菌をシステムとして説明すると以下のような考え方となります。

1. 銀イオン水による除菌
   ・最初に菌やウィルスを無力化する事で、この後の洗浄→汚れの回収という作業で、菌やウィルスの回収効率が高まると考えています。
   ・次の工程で使用する「アルカリ電解水」は汚れを落とす能力と除菌能力がありますが、アルカリ性を示すPh値の高い製品は、肌や自動車の素材に優しいとは言えませんので、下処理として銀イオン水による除菌を行う事で、アルカリ電解水の濃度を最小限で施工できると考えています。
2. アルカリ電解水による除菌
   ・業界の定番であるアルカリ電解水の有効性は確かなものですが、当店ではクルマの汚れの種類や状態によって使用する洗浄剤を使い分けているため、100％アルカリ電解水を洗浄剤に使用するわけではありません。そのため、洗浄の前工程で銀イオン水による除菌、後工程で高温スチームによる除菌を行う事で、アルカリ電解水だけに除菌効果を頼らなくても、充分な除菌効果が得られると考えています。
3. 高温スチームによる除菌
   ・最後に高温スチームをかけることで、
   ①取り切れなかった汚れや臭いを取ることが出来る。
   ②「すすぎ」効果がより完全な状態にちかずく。
   ③熱は1，2，の工程で使用するイオン水よりも奥まで届くので、より完全な除菌効果を得られる。
   と考えています。

当店では特別なご依頼が無い限り、臭い成分を吸着したり、マスキングする事で消臭効果を得るようなタイプの「消臭剤」といわれる製品は使用しておりません。私は、どうしても「消臭剤」使用後の臭いや空気に不自然さを感じてしまい、私と同様に苦手な方も多いのでは無いかと考えているからなのですが、消臭について極論すると、私は「完全な消臭は出来ない」と考えております。
ただ、車内の異臭の原因は、菌やバクテリアの繁殖によるものが多いと考えられるため、その原因となる菌やバクテリアを不活性化し取り除く事が、最も根源的な消臭手段だという思いから、「臭いの根源をできる限り取り除く」為に除菌にこだわったメニューをご提供させて頂いております。

現在は、上記の「3段階除菌」の結果として「消臭」効果が得られると思って取り組んでおりますが、特にこの部分に関しては、日々新たな手法を考えてアップデートし、より良いサービスへと育てて参りたいと考えております。